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new  2021/2/27  絹本の裏箔  2014/01-06
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冬の巣ごもり中に、
絹本の裏箔について、確かめておこうと思います。

今回は、この絵をベースにして、
制作をすることにしました。

この絵は、今のままでは、サイズが小さすぎて、
箔の効果を確かめにくいので、
やや大きくしてみました。
それに伴い、構図も少しかえました。



背景の模様は、どうしようか、
迷うところです。

 
 
     
  2021/2/22  絹本たはむれ裏打ち前  
 

前回のつづきです。
着彩がだいたい終わりました。
この後は、表具師さんに裏打ちしてもらい、
もし必要があるなら、微調整の加筆でしょうか。

今日は先週の大雪がウソのような温かさ。
春は、もうすぐそこまできているようですが、
冬ごもりの仕事として、
なんとかあと1点、描いておきたい。
次は、裏箔です。 





 
     
  2021/2/18  絹本白抜き 
   

前回の続きです。
上から色を重ねたり、描き起こしたりをくりかえして、
八割くらい着色したところです。

ここまで使用した絵具は、
胡粉(ほたて貝の粉末)と水干絵具と
岩絵の具の白と14番です。

岩絵の具は、粒子の粗さによって、
5番から15番(白)までの、番手があり、
(製造元によって違いあり)
番号が小さいと粗く、番号が大きくなると細かくなります。
5番は、一粒一粒が眼ではっきり見えて、
砂浜の砂くらいです。
白や14番になると、パウダー状くらいの細かさです。

今回は、軸装ではなく額装にするつもりなので、
多少厚塗りになっても大丈夫なのでしょうけど、
絹の持ち味をいかすため、
できるだけ厚みがでないよう
塗っています。

画面の下のほうは、ほとんど色をおいていないので、
絹地のままです。

 
     
  2021/2/14  絹本白抜き  
 

だいたい要領がつかめたので、
本画制作に入ります。
絹枠に捨て糊して、
絹を張って、周囲をマスキングして、
湯引きして、ドーサ引きして、
骨描きして、表から花と蝶にマスキングしました。
(やること多い・・)

それにしても、
周囲のマスキングテープの黄色が目障りです。
近々色のないものを買ってこなくては。。。



表から一度薄墨を引き、
その後、葉の部分にマスキングインクを塗り、
再度、表から薄墨を引きました。

ちょっとわかりにくいですが、上の方を濃く、
下の方を薄くしてみました。

絹のぼかしは、ぼかし専用の
カラ刷毛という乾いた刷毛を使うのですが、
マスキングインクがとれてこないか不安でしたが、
大丈夫そうでした。



画面をしっかり乾かして、
マスキングインクを剥がしたところです。



裏から白群という薄いブルー系の絵具を塗りました。
でも表から絹地が墨で染まっているせいか、
ブルーの色の効果は、ほとんどありません。

二丁樋重めというやや厚みのある絹を使ったのも、
影響しているかもしれません。



表からも白群、その後、モチーフ全体に薄く着色してみました。



画面を立てるとこんな感じです。

 
 
     
   2021/2/8  巣ごもり制作2 
 

絹本の表現技法の勉強として、
冬の間にやっておきたいこと2つ。
1つは、白抜き。
もう一つは、裏箔です。

とりあえずは、白抜きの方を やってみることにしました。
この絵は、以前描いたものですが、
この絵をベースにして絹本に制作しなおすことにしました。



今回試してみるのは、マスキングインク。

ボトルにはいっているときは液体ですが、
乾燥させるとゴムになる。
水彩画ではよく使うアイテムですが、
これを絹に使ったらどうなるのか、
まずは、水彩紙でやってみます。



白抜きしたいところに、
マスキングインク塗りました。



上から刷毛で墨をたっぷり塗ります。



よく乾燥させた後、
ラバークリーナーで、マスキングインクを剥がしていきます。
ゴムになっています。



全部剥がし終えました。



上から、水彩絵の具で着色。

しかし、白抜きは、上手くできているものの、
紙肌は、かなり荒れてしまっていました。
デリケートな絹の場合は、どうなのか・・・



絹を貼り、ドーサ引き後、墨で骨描きをしました。



白抜きしたい部分に、マスキングインクを塗ります。

布なので、織り目に染みこんでいきましたが、
乾燥させると皮膜になり、綺麗に剥がれました。
心配していた絹地の傷みもありませんでした。
ただ、筆がかなりダメージをうけました。
上質な筆はもったいなくて使えませんね。



実験なので、いろいろやってみました。
表からマスキングインクを塗り、表から墨、
裏からマスキングインクを塗り、裏から墨、
マスキングインクは使わず、墨の上から胡粉。
などなどです。

わかりにくいですが、
上の方はマスキングインク、
中央と左下は、墨の上から胡粉です。
こうしてみると、墨の上から胡粉を塗ったもののほうが、
はっきりと白く浮き出ています。



しかし、裏に白い紙をあててみると・・・
(裏打ちした状態を想定してみると)
マスキングインクで白抜きしたものは、くっきりと白く、
胡粉を塗ったところは、沈んでしまいました。

やはり、画面に厚みを出さずに、
白く描こうと思ったら、
白抜きは是非、取り入れたい技法です。

 
     
2021/2/1  表具えらび  
   

先日仕上げた軸装用作品をもって、
表具屋さんにいってきました。

美しく織られて染められた表具の数々、
見ているだけで、楽しいのですが、
掛け軸の上下にくる布、真ん中の布、
作品の周りをぐるりと取り囲む布、
膨大な種類の中からそれぞれを選び出すのは、
なかなか大変です。



イメージを伝えて、
これでもないそれでもないと、
表具師さんと相談しつつ、絞り込んでいきます。



紗綾形紋(さやがたもん)に花唐草の柄のを、
真ん中に持ってくることにして、



上下には、菱紋をちらした白い布。
絵の周りには、
金糸を織り込んだブルーグレーの布を
細くいれてもらうことにしました。

ちょっとすました感じの真夏の綺麗めな装い。



最後は、軸先です。
青磁色の釉薬のかかった陶製のものを選んで、
涼しげ度アップ。

さてさて、どんな仕上がりになることやら・・・
 
     
  2021/1/29  巣ごもり制作 
   
「野辺」 日本画 F6 紙本着色

大雪とコロナ禍の中、
写生にいくこともままならず。

以前描いた絵を構図をそのままに、
描き直したものなので、純粋な新作とはいえないかもですが、
以前のものより技法や手順はかなり変えてみました。

彼岸花の神経質なまでの鋭い造形性を描きたくて、
金属箔との組み合わせで、
何点も描いてきましたが、
描いても描いても描ききれない感じ。。









 
     
  2021/1/22  紙本製作 
   

中断していた紙本作品の制作を再開しました。

雲肌麻紙という厚手の和紙に、
金箔を押し、部分的に剥がして模様をつくり、
箔のテカリをおさえるために、
その上に、骨描きした極薄の和紙を貼り、
その上から彩色というコテコテな方法。

絹本とは真逆の手数の多さですが、
手間はかかるものの、
多少失敗しても、修正ができるので、
気分的にラク。

厚手で丈夫な和紙をパネルに貼っているので、
砂のような荒い番手の絵具も、
思い切り使えます。

技法や経費、その後の保存などなど、
描き手の立場から考えると、
絹よりも紙のほうが、
都合がいいことが断然多く、
絹に描かれなくなっていったというのも、
うなずけるのですが、
それらをすべて考慮したとしても、
消せない魅力を持つ絹。

次作はもう一度絹本に。。
 
     
  2021/1/19  夏叢譜 
 

「夏叢譜」(裏打ち前)  日本画 絹本 F10号相当

軸装用絹本作品、ようやくなんとかできあがりました。
ここにたどり着くまで、紆余曲折。
とても良い勉強になりました。

試作、本作で、二丁樋特上、二丁樋重めと、
2種類の絹に描いてみたわけですが、
描く前の絹地は、あきらかに二丁樋重めのほうが、
厚めに感じました。
しかし、
描きはじめてみると、違いがよくわからなくなりました。

絵絹の違いによることよりも、
地塗りや絵具の扱い方による影響のほうが
かなり大きいように思われました。

二丁樋重めを使用した本作は、
二丁樋口特上を使用した試作よりも、
わずかに、胡粉下地が薄くなってしまったのですが、
それだけのことで、二丁樋重めのほうが、
薄く感じるようになったのです。

一度厚くなった胡粉下地を
薄くするのは、かなり難しいので、
自分の思い通りに描こうとするなら、
やはり、絹本は、かなりの経験と熟練によるカンが、
必要とされると感じました。

描きはじめる前に、あんなにもこだわった絹選びでしたが、
実際にはそこまでというのこだわる必要はなかったかも・・
というのが、今回実感したことですが、
本彩色の前に裏に金属箔を押したり、
裏にマチエールを施すのなら、
こだわるべき点でしょう。

このあと裏打ちして軸表装して
ようやく掛け軸として完成するわけですが、
ここから先は、表具師さんのお仕事になります。

表具選びは、私も立ち会いますが、
着物の衣装を選ぶような作業は、
今からとても楽しみです。











 
 
     
  2021/1/09  拝詞奏上  
 

数年ぶりの寒波と
コロナウイルスの猛威に見舞われた日本の年明け。

初詣の境内で、
神棚拝詞というのをいただきました。

神事のときなどの宮司さんのお詞が、
ふりがな付きで書かれています。

「おうちの神棚で、ご奏上ください」
(唱えるのではなく、奏上というのですね)

帰宅して、早速、パンパンっと手を打ち、
朗読してみたら、
韻をふんだようなリズムが心地よく、
とても気分が清々しい。
この効果はなんだろう。
言霊?

「負い持つ業に励ましめ給ひ・・・」

絵の出来映えに神頼みなんてないけれど
日本画は、偶然によるところが
多々あるので、水にも筆にも墨にも、
八百万の神は宿っているのかもしれません。

今回いただいた拝詞は、
「附 コロナウイルス感染症早期終息祈願」
とのこと。

人との繋がりが生んだ感染拡大は、
自然災害とはいえませんが、
そうであるからこそ、詞にして、
意識を高めることが効果的といえるかもです。

そして、どうか、ウイルスが
人の心までもを蝕みませんように。