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new  2020./08/07 結局3回目の描き直し 2014/01-06
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2020/01-06
 

最初からやりなおしたのですが、
朝、アクリルに貼り付けて、でかけて、
午後に帰宅してみてみたら、また剥がれていました。

今回は、さらにきちんとやろうと思い、
本紙に水うちをして、湿らせてから貼ってみました。
まったくシワはできずに、貼れたのですが、
湿らせた分だけ、接着剤のドーサ液が薄まってしまったのでしょう。
がっくりです。

また、最適なドーサの濃さを一から探らなければ。。
また、最初の最初からやりなおし。
3回目となると、かなり精神的ダメージ大きいです。

・・・というわけで、
最終的なドーサの濃さ、
「三千本1本、ミョウバン3g、水800cc」
今回は、なぜかアクリル板の上で、ドーサ液がはじいたのですが、
本紙を湿らせているので、多少のはじきは
まったく問題なし。でした。
何回もやりなおしているので、
湿らせた紙の扱いだけが、
やたら上手にできるようになりました。

(絵は上手くならないけど、
ナイフで鉛筆を削るのだけが上手くなっていくのと同じ)



水干による下塗り
今までより、ツートーンくらい明るく塗ってみました。

軸装の画材たちとずっと向き合っていると、
掛け軸ってなんだろう?と思います。
画面を巻いて、展示は外気にさらされむき出し。
ずいぶん、ぞんざいな扱いです。
紙も絹も薄くて、大量生産向き。
屏風や襖絵などに比べると、ずいぶんカジュアル。

掛け軸というと、伝統を重んじた敷居が高いもの、
重厚に取り組まなければ。。と思い込んでいましたが、
ちょっと違うのかもしれない、と、
感じるようになってきました。
 
 
     
  2020./07/30  本紙の剥がれ~やりなおし 
 

アクリル板からの浮きが中心部だけだったのが、
だんだんひろがってきてしまい、
ついに縁まで達して、剥がれてしまいました。

ドライヤーによる乾燥が、原因のようです。
(この方法でのドライヤー乾燥は厳禁とのこと・・)
紙もずいぶん波打ってきているので、
もう張り直すしかない。

ペリペリとはがしてみたら、
紙に角がたつこともなく、いい感じのくっつき具合だったので、
たぶん。接着剤としてのドーサの濃さは、
ちょうどよかったみたいです。

剥がした絵を、かなり細めに巻いてみても、
表面はまったく割れる気配はないので、
もうすこし安心して塗ってもいいのかも。。。。

どうせなら、もう最初からやり直すことにして、
小下図も再度作り直しました。
骨描きは、もう少し薄くして、線も減らしてみようかな。

新しい小下図



 
     
  2020./07/27  水干による下塗り~岩絵の具   
 

水干絵具で、下塗りをしました。
下塗りというのは、上に塗る岩絵の具のためのベースつくりで、
マチエールなどもこのタイミングで作っていくのですが、
なんせ紙が薄いので、あまり凝ったことができません。
今回、マチエールつくりはなしです。



岩絵の具で雰囲気作りをしていきます。
この段階での岩絵の具は、
大きな刷毛で全体に塗る、という作業が多いのですが、
長雨つづきで、部屋の湿度があまりに高いせいか、
紙全体に何度も水を含ませてしまうせいか、
真ん中あたりが浮いてきてしまいました。
おそらくアクリル版との剥離がおきているのでしょう。

まだ周囲はしっかりくっついているので、
様子をみつつ、このまま描きすすめることにしました。

今度は、もうすこしドーサを濃くしなくてはいけないかもです。



おまけの画像。
「アオメアブ」
引っ越してきたこの地域は、山が近いせいか
以前にもまして虫がいっぱいです。
携帯で撮影したのですが、偶然にも綺麗に撮れました。

顔だけみていると、トンボか蜂のようにみえます。
でも、羽が2枚しかないから、アブ。
(トンボも蜂も羽は4枚)
性格はかなり凶暴。
昆虫界最強のハンターと言われ、
スズメバチを襲うこともあります。
 
 
     
  2020./07/17  小下図~トレース~貼り込み~墨入れ~地塗りまで  
 

小下図を作りました。
こんな感じで行こうと思います。

紙質や絵具の重ね方が違うので、
絵の雰囲気も変えたほうがいいのかもしれませんが、
今までどおりの画風がどこまで再現できるのか、
やってみようと思いました。



線描きの下図をトレースします。
アクリル板の上に下図を固定して、
その上に2号白麻紙を置いて、
骨描きをしていきます。



薄いのでよく透けてみえています。



トレースが終わりました。



いよいよアクリル板にドーサ液で貼り込んでいきます。
先日、実験をして1番適していると思われた濃さの
ドーサ液をもう一度作りました。

実は、前回、何回も実験しているうちに、
アクリル板の上で、ドーサ液がはじくようになってしまったのです。
どんどん薄めて、水の量が増えたからでしょうか。
やはり、アクリルの上で、ドーサ液がはじいてしまうと、
あまり綺麗に貼れませんでした。

今回は、はじくのかはじかないのか、
ドキドキしました。



はじくことなく、きれいに貼ることができました。
なぜはじかなかったんだろう???

この日の室内は、温度26度、湿度75%
梅雨なので、高温多湿です。
温度はまだいいとしても、
湿度がかなり高いのが気になるところです。



薄墨で、濃淡をつけ、
上から、地塗りの胡粉を塗りました。

地塗りの胡粉は、上羽製の白鳳、
白鳳は、ホタテ貝のやや粗めの胡粉です。
そこに、方解末の11番をまぜて塗りました。

私は普段、地塗りは、白鳳胡粉に方解末9番をまぜて、
塗るのですが、
今回は、できるだけ薄仕上げにしなくてはいけないので、
方解末は、11番にしてみました。

それでも、若干刷毛が重く感じられたので、
ギリギリだったのかもしれません。

しっかり乾かしてから、
彩色に入っていきます。
 
     
  2020.07/07  二号白麻紙のベタ貼り    
 

軸装用の和紙二号白麻紙。
とても薄く、そのままで描くことができないので、
なにかしっかりした板に貼り付ける必要があります。

雲肌麻紙のような厚みのある紙は、
木製パネルにタイコ貼り(パネルの側面のみに糊付けする方法)
すればいいのですが、
二号白麻紙の場合は、アクリル板などに、
直接貼らなくては いけない。
ただし、剥がすときのことを考えて、
糊は最低限の薄さに。。とのこと。

この場合の糊というのは、ドーサ液を使います。
私がいつも作るドーサ液は、
三千本膠1本(約10g)に水100(絵を描くときの膠の濃さ)
そこにミョウバン3g
そこに、400~500ccの水を加えます。

これを基準に、水を2割増したもの、さらに2割増したもの、
の3種類を作りました。



軸装に詳しい先生にお聞きしたところ、
白麻紙をアクリル板に貼る方法は、
アクリルにドーサ液を塗りつけて、
その上に、軽く湿らせた白麻紙を載せて、
空気を抜いて貼る、とのこと。

しかし・・・・アクリル板は、表面がツルツルです。
そこに液体のドーサ液を塗ることができるのだろうか・・?
(はじいてしまって、塗れないのでは・・・・)
そして、湿らせた極薄の白麻紙の扱い方は??

疑問が多くわきますが、とにかくやってみることにしました。



アクリルにドーサ液を塗り、
その上に乾いた白麻紙を置いて、すぐに霧吹きで、湿らせて、
なで刷毛で、貼ってみることにしました。



アクリルに刷毛でドーサ液を塗ってビックリ。
ぜんぜんはじきません。
ええ??なぜ??
膠がはいっているからでしょうか?
よくわからないけど、
すぐに白麻紙を置いて
、霧吹き&なで刷毛で上手く貼ることができました。

(なぜ、アクリル板にドーサを塗ることができたのか?
ガラスでもできるのだろうか?
と、思い、ガラス板でやってみたのですが、
やはり、はじきました。
う=ん・・・ガラスではだめなのか??)



よく乾かした後、端からそっとめくってみました。
どれも、破れることなく剥がせるのですが、
基本のドーサと、水2割増しのものは、
角がたってしまいました。
これでは、画面の曲がったところの絵具がひび割れしそうです。
4割増しのものは、なんとか角を立たせずに剥がせそうです。
でも、これでも、まだ濃いような・・・



さらに、5割増し、6割増し、7割増し、と
3パターン作ってみました。
7割増しでも大丈夫そうです。
ただし、あまりにも簡単に剥がれます。
6割と7割の間、くらいが適当なのかもしれません。

となると、
三千本1本に、ミョウバン3gに、水1000cc
くらい、ということでしょうか。





二号白麻紙、今まで使ったことのない紙でしたが、
大変美しい紙です。
とくに、にじみやたまりがすごくきれいにできます。
早く描いてみたいです。

 
     

 

 掛け軸の依頼をいただきました。
テーマは、夏草(画面埋め尽くしタイプ)

画面埋め尽くしは、描いていておもしろいのですが、
とにかく時間がかかります。
ようやく大下図(原寸大の線描き)ができました。

一間の立派な床の間に掛けられるということで、
サイズも大きめです。

実は、今まで、額装作品しか制作してこなかったので、
軸装は技法も材料も未知の部分が多いです。

軸装研究をされている先生に
いろいろアドバイスを受けながら、
制作を進めることにしました。

同じ日本画絵具を使用するにしても、
軸装だと、ずいぶん制約がでてきます。

まず、第1に、巻くことを前提に
描かなくてはいけないので、
厚塗りができません。
また、私がいつも使っている
雲肌麻紙も、分厚すぎて不向きとのこと。



これは、掛け軸向きという
二号白麻紙。
下の絵が透けて見えるほど薄いです。



とくに難しいのは、胡粉の扱い。
これは、絹に描かれたものですが、
膠の濃さや、塗り方が良くないと、
巻いたとき、
このように、ひび割れてしまいます。



下塗りの絵具の状態とのバランスが悪いと、
このような剥離も起きてしまいます。



いきなり、原寸のままで制作に入ると、
描き直しになった場合、時間がかかりすぎるので、
まず、画面の一部をトリミングして、
構図を修正し、
色紙幅の感覚で、
試しに一幅、作ってみることにしました。

この先の制作の様子も、
時折、ブログにアップしていこうと思います。