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new   2018.02..21 土屋禮一と日本画家たち展  2014/01-06
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2017/07-12
 

先日の「花雪洞」の額装の依頼をしにいった帰り、
大垣共立銀行のギャラリーに寄りました。

都市地方とわず、銀行のコレクションというのは、
小品であっても、キラリと光るようなおもしろいものが多く、
今回のもまさにそんなアタリな作品展でした。

土屋禮一さんの作風は、
画面上に大量の水を含ませた絵の具をたっぷりと置くこと。

近くでみたら、絵の具の混濁にしか見えないのに、
少し離れてみると、そのにじみやシミは、
澄み切った空に、みずみずしい花びらに、
鏡面のごとく静かな湖面に、
または、
長年風雨にたえてきた苔むした老木にと変わり、
それらが圧倒的なリアリティをもって見るものの心に響いてくるのです。

こういう塗り方の日本画はどうかすると、
洋画みたいだと眉をしかめられたりするのですが、
でも、土屋禮一さんの作品の場合、
精神はあくまで日本画なのです。

その表現力たるや、ただただ脱帽です。
こんな素敵な作品が入場無料、しかも会期もたっぷり3ヶ月。
また、何回か会いに行こうと思いました。

「土屋禮一と日本画家たち」展
OKBギャラリー
4月8日まで。(休館日なし)
 
 
     
2018.02.10 花雪洞   2014/01-06
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「花雪洞」 円形20号 日本画

「花雪洞」、漢字を並べたら、とても美しい言葉になりました。
「雪洞」は「ぼんぼり」と読みます。
「ほんのり」が転化した言葉だそうです。

今までの桜もそうなのですが、この絵は、薄暗い場所で見ると、
花が白く浮かび上がるように描いています。
桜の花でできた雪洞という意味で、この画題をつけました。

4月の個展に向けての最後の作品になると思います。
個展の詳細はトップページでご案内しております。
大阪天王寺方面にお越しの際は、
お立ち寄りくださいますと幸いに存じます。


「花雪洞」 部分 日本画


「花雪洞」 部分 日本画


「花雪洞」 部分 日本画 
 
 
     
  2018.02.02 想画会作品展 
 

2月3日、4日の両日、揖斐川町交流センターにて、
日本画サークルの作品展を開催します。
今日は、生徒さんたちといっしょに展示作業をしました。



今年も素敵な作品がたくさんそろいました。
お近くにお住まいの方、是非、お足をお運びくださいませ。
交流センターを会場として活動している他のサークルの発表もあり、
見応え、食べ応えもばっちりです。



場所は変わって、
こちらは帰りに立ち寄ったとってもおしゃれなお花屋さん。



球根植物にスミレ。
春はもうすぐそこです。



水栽培の球根を購入しました。
チューリップの原種だそうです。
どこをとっても、どこから見ても、
すべてが清浄で可憐・・。
 
     
  2018.1,17 羽裏  
 

阪神淡路大震災の日。
23年前の今日、大阪に住んでいた私は、
今までに感じたことがない大きな揺れで目が覚めました。
日が経つにつれ、犠牲者の人数は膨らみ、
あまりの被害の大きさに言葉がでませんでした。
親しい人を失った悲しみは
今もなお消えることなく続いていると思います。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

震源がわずかにずれていたら、
私の周りの状況も大きく変わっていたことでしょう。
生きるということは、
常に明暗の狭間を歩いているようなものだと感じます。

さて、
今から少し前、友人が、羽織を誂えることにしたといいました。
そして、その羽織の裏、いわゆる羽裏(はうら)に、
絵を描いてくれないか、と。
期限はなし、とのこと。
それは、とってもおもしろそうでしたので、
是非、と答えたのですが、
数日後、急遽、羽織を着る機会ができてしまったので、
大急ぎで作らなくてはいけなくなった、との連絡が。
羽裏制作の話は、あっけなく流れてしまったのでした。

でも、それからも、私の頭の中から、羽裏が離れません。
美しいウグイス色の羽織を拡げると、
そこには一面に舞い散る山桜。
今の絵に向かっていると、羽裏を描いているような気分になり、
冬場の制作も、ちょっと楽しくなってきました。

ちなみにこちらは、河鍋曉斎の羽裏。
展示会場までが凍り付くような恐ろしさ・・



 
 
     
  2018.1,08 背景の模様について 
 
「ちひさきもの」  日本画 F3  

↑これは以前、描いた絵です。
背景の模様の作り方については、今までも時折ふれてきたのですが
もっと詳細に、という問い合わせが多いので、
具体的に説明したいと思います。
(例なので、図は適当です)



画面は、0号麻紙ボードです。
(ホルベイン優彩麻紙ボールド)
箔押ししない部分を塗り残し、左側に濃淡を作った薄墨、
右側に水干絵の具の白群を塗りました。
箔押ししない部分は、「ちひさきもの」の植物部分にあたります。



箔押ししない部分を、マスキングシートでマスキングします。



カッターナイフで余分な部分をカットします。



マスキングシートの上から、薄めた膠液を塗り
(絵を描くときの濃さの膠1に対して水5)
アルミ箔を押しました。
箔は、画風に合わせて、金箔を使用してもOKです。



よく乾燥させた後、マスキングシートを剥がします。



マスキングシートや養生テープなど、粘着性の弱いテープを
箔の上から張り付けて、剥がして、を繰り返し、
模様を作っていきます。






剥がしが終わりました。



箔のテカリを抑えるために、全体に薄い胡粉を塗ります。
今回は、比べるために、中心部分だけに塗ってみました。



背景の模様付けができあがりました。
胡粉を塗ると、
箔を押した部分が、白く浮き上がったようになります。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、
下に塗る墨が薄いと、模様の出方が弱くなり、
墨を濃くすると、模様の出方ははっきりします。