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new  019.3.13 額装    2014/01-06
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2018/07-12
 

いつもお世話になっている表具師さんから、
額の枠ができあがったとの連絡をうけました。
次は、絵を囲む布の部分を決めます。
絵は、隣に来る色でまったく変わって見えてしまうので、
布選びは、とっても難しいです。

額の枠木に着色して枠をつくり、
布を決めて、額装して、
そして最終的な加筆を行い、額と絵となじませていき、
その後落款をいれて、ようやく完成です。





 
   
       
  2019.3.04 プラチナ泥のアク抜き    
 

古い白金泥(プラチナ泥)をいただきました。
古くても、全く問題なく使えます。

日本画では、
金属を粉末にした「泥」(でい)と呼ばれるものも絵の具として使用します。
「泥」は、粉末になった状態で売られていますが、
膠と水で溶くだけでは光ってくれないので、
その前に、一手間かけてやらなくてはいけません。
この一手間を「アク抜き」といいます。
ちょっぴり面倒ですが、これをやるのとやらないのでは
仕上がりが大違いですので、是非やりましょう。

今回はプラチナ泥のアク抜きを紹介しますが、
金泥も同じです。



包みから出したばかりのプラチナ泥
ネズミ色の粉です。



通常の5倍くらいに薄めた膠水を少しずつ足しながら
指先でよく練ります。



電熱器などでゆっくり水分をとばします。
ストーブの上に餅焼き網を乗せてその上に乗せてもOKですよ。



水分が蒸発した状態です。
(この作業を「焼き付け」といいます)



ここにたっぷりのぬるま湯を注いで、
指でよく混ぜます。(洗う感覚)
しばらくおいて沈殿させます。



沈殿したら上澄み液を捨てます。



再び、水分を蒸発させます。



水分がなくなった状態



再び薄い膠水をいれて指先でよく練ります。



再び、水分を蒸発させます。
だいぶ光ってきました。



再びぬるま湯をたっぷりいれて
指先でよく混ぜます。
そして、しばらくおいて沈殿させます。



沈殿後、上澄みを捨てて、再び水分を蒸発させます。



水分が蒸発した状態。
再び薄い膠液を加え、よく練ります。



再び水分を蒸発させます。
さらに光ってきました。



またぬるま湯をいれて混ぜて沈殿させて上澄みを捨てて蒸発させて・・・
を、繰り返します。

写真ではわかりにくいですが、
上澄みにまざる金属粉がだんだん少なくなっていきます。



ピカーっと光っています。
これくらいで終了でいいと思います。
今回は、合計5回行いましたが、
3~4回だけでも十分効果はあります。
最終回は、ぬるま湯に少し膠を加えて焼き付けるといいと思います。

使用するときは、このお皿に入れたまま、
膠液で溶いて使います。
残りは、お皿にいれた状態で保管します。

絵の具やホコリなどが混じったりして汚れてきたら、
また、ぬるま湯でといて、上澄みをすてて、
熱で水分を蒸発させたら、よみがえります。

筆は、できれば他の絵の具と兼用にせず、
泥専用にしておくと良いでしょう。
   
       
  2019.2.18 蝋梅   
 
蝋梅 日本画 M4

ギャラリーの中で、
「冬」にいれようか「春」にいれようか迷いましたが、
私の感覚では、冬。
薔薇、梅、藤、沈丁花、木犀、蘭・・・
良い香りを持つ花は世の中にたくさんありますが、
私は蝋梅の香りが1番好きかもです。



蝋梅 日本画 部分



蝋梅 日本画 部分



蝋梅 日本画 部分
 
   
       
2019.2.16 工作~お道具行方不明につき・・  
 







 
   
       
  2019.2.8 名都美術館 日本画の色~小山硬展   
 




名古屋市の都心からやや離れた住宅地の中にある私設の美術館
「名都美術館」
日本画に特化した美術館なので、派手さはないものの、
美しい庭園、落ち着いた館内、
そして独自のおもしろい企画が多く、
いついっても、心が満たされます。

今回の展示は、
「色のいろいろ」という日本画材と色彩についての展示と、
小山硬展の二本立ての豪華な内容でした。

「色のいろいろ」は、
加山又造、平山郁夫、東山魁夷、田渕俊夫、堀文子、前田青邨・・
といった、大家の方々の名品が、色調別に展示してあり、
つまり、
金箔のコーナー、赤のコーナー、胡粉とプラチナのコーナー、
群青のコーナー、緑青のコーナーといった具合に分かれていて、
こんな展示方法は、ちょっとないのではないでしょうか。
大変楽しい展示でした。

中でも、平山郁夫さんの、仏説阿弥陀経の一場面を描いた
「楽土」
この群緑色の美しさといったら!
今度描く絵にはこの群緑を使おうか・・と密かに思いました。

小山硬展
潜伏キリシタンを生涯のテーマとして、
今も描き続けていらっしゃいます。
小山硬さんの作品をこんなにもたくさんまとめて見たのは初めてでした。
太く力強い骨描きと曲線の美しさ、
そして、やはり色彩。
画面のほとんどを無彩色にし、わずかな面積におかれた
日本画顔料ならではの美しい色合い。
日本画の良さを最大限に生かした緊張感ある画面構成が、
よりいっそう凄惨さを引き立てている感じがして、
キリシタンの深い悲しみが伝わってきます。

2月11日には、作家来場日とのこと、
これは、もう一度行くべきか。。。

売店で、昨年、この美術館で、
特別展があった堀文子さんのポストカードを数枚購入。
この作品は、まだ見たことがありません。

そして、今朝、新聞に堀文子さんの訃報が・・・
あぁ・・・ついに亡くなられてしまった。。
100歳。
あの作品たちに、言葉に、生き様に、
考えさせられること、教えられることが
どれだけ多かったことか。
 
   
       
  2019.1.31  吹き寄せ~ミッケ!  
   
吹き寄せ  日本画 S3

「裏を見せ表を見せて散るもみじ」
・・というのは、良寛さんの句。

娘が小さかった頃のお気に入りだった写真絵本「ミッケ!」
母娘ともども、新刊が出るのを楽しみにしていました。
ミッケ!風に書くならば、
“大きく開いたマツボックリ
サザンカの花びら2枚、わかるかな?
キツネの顔みたいなナツツバキの実は3つある
丸いシイの実は4個だよ、さぁミッケ!”



吹き寄せ 日本画 部分



吹き寄せ 日本画 部分



吹き寄せ 日本画 部分



吹き寄せ 日本画 部分
   
       
   2019.1.28 落款印をいれる   
  東洋の書画は、作品が完成したら、画面に落款印を入れます。
落款とは、「落成款識」の略で、
その作家自らによる、これにて完成。の証です。

落款については、
以前もこのブログで少し触れたのですが、
最近質問をいただいたので、
順を追って、もう少し詳しく説明したいと思います。



印泥(いんでい)
石製の印専用の朱肉のことで、
書画材料店などで売られています。
ゴム印用の朱肉ではうまく押せませんので注意です。

まず、最初に付属のヘラでよ~く練ることが大事です。
練るといっても、結構固いので、力が要ります。
手で、容器をがっしり固定して、
ヘラを突き刺したままぐ~るぐ~ると回す感じです。



練り上がりました。
表面に毛羽立ちがないように、
なめらかに丸く整えます。

表面に毛羽立ちがあると、
文字が彫られた部分に印泥が入り込んでしまい、
きれいに押せません。



落款を入れる位置を決めます。
印をおして切り抜いたものを用意しておくと便利です。
額にいれた状態で、印を押した紙をおいて、
落ち着きのよい場所を探します。

落款の位置は、基本的には、「絵の裏」に。
絵の裏というのは、描かれているモチーフの後方に、
という意味で、
例えば、動物だったら、頭側ではなくて、尻尾のほうに、
植物だったら、成長して伸びていく方向と逆の位置に、
ということです。



位置が決まったら、
印矩(いんく)という落款専用のT字型の定規で、
場所を確認しておきます。
印矩は、木でできたもの、目盛りのついたプラスチックのもの、
いろいろありますが、
透明アクリルでできたものが使いやすいように思います。



印を押す場所を、平筆などで軽く水を引き、湿らせておきます。
水墨や書などはそのまま押せるのですが、
日本画の岩絵の具のザラザラした画面の場合は、
表面を水で柔らかくしておかないときれいに押すことができません。

印泥は油性なので、
水で濡れている上におしても、にじんだりしないので、
大丈夫です。

画面が水分を吸い込み、
濡れた部分が反射しなくなった時が、頃合いです。
(2~3分くらい)



さきほど決めた位置に、印矩をおいて、
印を、印矩に沿わせて画面上にゆっくり下ろします。
画面に密着したら、前後左右にほんの少し揺すり、
しっかり押せますように、と強く念じます。



くっきり押せました。(ほっ・・・)



このままだと、生々しいので、
天然珊瑚末という絵の具(文字どおり、珊瑚の粉末)
を振りかけて、
余分な油を吸い取らせます。
このまま、数時間放置します。
(できれば6時間くらい)



乾いた筆などで、はたきおとします。



画像だとわかりにくいかもしれませんが、
(実際にみるとかなり違うのですが)
落ち着いた色合いになり、画面になじみました。



落款を入れる前。



落款をいれた後です。
(撮影したときの光の具合が違うので、
色合いが違って見えますが同じ絵です)

赤い印が入ると、
画面が引き締まります。
額に戻して、作業終了です。

落款印をいれると、
突然、絵がよそよそしくなったような感覚におちいります。
自分の手から離れたということなのでしょうね。
 
   
       
2019.1.20 蝋梅の写生   
 

つきぬけるような青空にふりかざされた
たくさんの小さな握り拳。
ハナミズキの花芽です。

今年は本当に暖かくて雪が少ないです。
この時期に野外スケッチができるなんて、
信じられません。



蝋梅の写生 色鉛筆

いくら暖かくても、
刻々と変わる光、いつ風が強くなるかわかりません。
野外スケッチは時間とのたたかいです。
クロッキーに近いスピードで、どんどん描いていきます。

ふっくら開いたつぼみから香る強い芳香。
開ききった花びらは先端がカールする。
空気を切り裂くようなヒヨドリの声。

五感で対話しながら描くことができる野外スケッチは
本当に楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきます。



蝋梅の写生 色鉛筆



蝋梅の写生 色鉛筆



蝋梅の写生 色鉛筆



 マユミの写生 色鉛筆
   
       
   2019.1.7 立冬に咲く   
 
「立冬に咲く」  P6  日本画 

久々の新作です。

ごちゃごちゃタイプの絵だったので、
かなり時間がかかってしまいました。
そして、
時間がかかったもう一つの理由は、
これでもかというくらいの色数。

このところ、意識して色数を抑えた絵ばかり描いてきたので、
その反動か・・・ちょっと使いすぎたかも。
でもたくさんの色を使うのは、やっぱり楽しいです。


「立冬に咲く」 日本画部分


「立冬に咲く」 日本画 部分


 「立冬に咲く」 日本画 部分
   
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