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new  2019.12.09  鶏足寺~石道寺   2014/01-06
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2019/01-06 
   

近所の山で初冠雪でした。
この雪が麓まで降りてくる日は近いでしょう。

制作が続くと、丸一日家からでないどころか、
ほとんど座りっぱなし・・・
ものすごく身体に悪いので、
散歩をかねて、紅葉を見に行くことにしました。


私の家は、岐阜県といっても、最西に位置しているので、
車で25分走れば、もうそこは滋賀県長浜市です。

長浜市には、
長浜城はじめ、小谷城、佐和山城、
浅井町、賤ヶ岳、姉川・・・などなど、
歴史の舞台となった場所が多々あるので、
戦国武将ファンの方は、そういった名前を聞いただけでも
ワクワクするのではないでしょうか。

今回訪れたのは、
鶏足寺(飯福寺)~石道寺。
このあたりは、石田三成とゆかりの深い場所で、
三献の茶のエピソードにでてくるお茶の茶畑があったり、
そして、画像の左にある、大蛇洞窟というのは、
関ヶ原の合戦後、三成が隠遁していた洞窟です。



石道寺からみた紅葉。
木々の隙間から、見えるなだらかな山々、
その向こうには琵琶湖が拡がっています。

鶏足寺は、ここ近年紅葉の名所として、
人気急上昇で駐車場近辺はかなり混み合っていましたが、
広大なエリアを散策しながら進むので、
人混みもだんだんまばらとなり、
閑かな雰囲気を味わうことができました。



山道の参道の途中、小さな沼地があり、
1本の花が。
強い逆光の水面の反射で、一瞬目を疑いましたが、
なんと、季節外れのカキツバタでした。

そして、画像は載せられないのですが、
石道寺の十一面観音像、必見の美しさです。
素朴で優しい神々しさは、このカキツバタと重なり、
身体も心も満たされた日になりました。
 
     
  2019.11.27  大下図と小下図 
 

先日のザクロの枝まるごとの写生がおもしろかったので、
本画として制作しようと思いました。
でも、写生の線をそのまま絵にすることはできないので、
写生を元に、新たに構図を考えなくてはいけません。

まず、原寸大の線だけの構図を作ります。
これが大下図。
そして、線描きに着彩して、色の構図を作ります。
これが小下図。

色の構図は、原寸よりも小さくつくることが多いので、
小下図というのだと思いますが、
私は、いつも小下図も原寸大で作っています。
(今回は、WF3のサイズに描くことにしました)

ちょっとした配置の違いで、雰囲気が変わるので、
大下図も小下図も、けっこうたくさん作ることになります。

下図を何で描くかは、1人1人違うと思いますが、
私の場合は、大下図は鉛筆、
小下図は、願彩とパステルを使っています。



30年間使っている242色入りパステル。
早く使い切って、違うのが欲しいのですが、
なかなか減らないものです。

減らないどころか、
今まで、一度も使ったことのない色がけっこうたくさんあります。
こうしてみると、
私は、いつも同じ色ばかり使っているのですね。
寿命が尽きるまでに、全ての色を一度は使う。
・・・を、目標にしてみようかなぁ。
 
 
     
  2019.11.20  ザクロの写生  
 
ザクロの写生  透明水彩

ザクロの大きな枝をもらったので、
まるごと写生。
ザクロは、水揚げが悪いようで、すぐに葉が枯れてしまうので、
急いで描きます。 


実の色がとても魅力的なのですが、
画用紙上に再現するのが、なかなか難しいです。




一見花のように見えますが、
花が終わった後で、これから実になる部分。
たこさんウインナーにそっくりです。


これが花。
これは一重咲きの種類。
左側の実のように見えるのは、実はつぼみ。
どんなモチーフでもそうですが、
描いて初めて気がつくことがいっぱいです。
 
     
  2019.11.12  個展終了御礼   
   





9日間にわたる展覧会が無事に終了いたしました。
ありがたいことに、
会期中、この時期にしては大変珍しく、ほぼ全日快晴。

いつもお世話になっている坂内の方々はじめ、
交通事情の極めて悪い中、地区外よりお越しくださったみなさま、
本当にどうもありがとうございました。

みなさまの温かい励ましを糧に、
5月の個展まで、もう少し点数がふやせるよう
引き続きがんばっていきたいと思います。

初日には、まだ緑だった天窓の山々も、
終了日には、赤く色づき、
遅かった紅葉もようやく見頃となってきました。


 
     
  2019.11.01  蔵田美和日本画展 坂内交流センター 
 



明日からの個展の準備をしました。
早い時間から始めたのですが、
展示完了したときは、とっぷりと日が暮れていました。

額装が終わるとたいてい箱にいれっぱなしになるので、
久しぶりに見る作品もあります。
しかし・・・こうして広い会場に並べてみると、
悪いところが際立ってみえて、
はずかしいかぎりです。
いくらなんでもこれはダメ・・・と思えるのもあり、
そういうのは展示をやめて持って帰ってきました。

とりあえず、明日初日を迎えます。
地域外から足を運んでくださるみなさま、
大変申し訳ないのですが、
会期中、イベントや休館日などがあります。
11月5日から9日までの間でしたら、
道中、交通に支障なくきていただくことができます。
 
     
  2019.10.22  目に美しく響く文字   
 
 「夏至の木蔭」  日本画 P6

先日、夏至の景色の日なたの部分を描きましたが、
今回は、日陰の部分です。

タイトルを考えていて、
「ひかげ」を漢字で表すには、
「日影」「日陰」「日蔭」
が、あることに、あらためて気づきました。
やっぱり日本語って難しい。

「蔭」は、常用漢字にはない文字なのですが、
一文字で意味もよくわかるし、
「木蔭」と続けて書いてみると、とてもきれいです。
普段目にすることがなくても大切にしていきたい文字です。


「夏至の木蔭」 日本画 部分


「夏至の木蔭」 日本画 部分


「夏至の木蔭」 日本画 部分


「夏至の木蔭」  日本画 部分
 
     
  2019.10.15  ささやかな展覧会 
 

来年の5月頃、全作新作の個展が決まっており、
この2年間、かなり自分を追い込んで制作しつづけてきました。

個展会場を埋めるには、まだ足りませんので、
あと半年間、さらに描き溜めなくてはいけないわけですが、
その前に、地元坂内で、
住民の一人として、また中学校の美術講師として、
学校と地域合同の文化祭に出展することにしました。

人口347人、小中学校合わせて7人の
小さな地区でのささやかな個展です。

揖斐川町近隣にお住まいの方、
紅葉狩りかたがたお立ち寄りくだされば幸いです。

会期:11月2日(土)から10日(日)
9時から16時まで。
会場:坂内公民館(坂内交流センター)
11月4日は、休館日です。
11月10日は、いびがわマラソンのため、
大きな交通規制がありますので、
要注意です。
 
 
     
2019.10.02  夏至の野 
 
「夏至の野」  日本画  P6

夏至の日の写生を
やや大きめのサイズの画面いっぱいに描こうと思ったのですが、
何度やってもどうもまとまりがつきません。
描きたかったのは、画面の半分が日なた、半分が日陰の絵でした。
しばらく放置して見ていたのですが、
2枚をくっつけたような構図がよくないわけで、
だったら・・・・と思い、切り離してみました。
そういうわけで、これは日なたの絵。
次は、日陰の部分を描こうと思っています。


「夏至の野」  日本画  部分


「夏至の野」  日本画  部分


「夏至の野」  日本画  部分
 
     
  2019.9.22  陰影礼賛 
 

友人から借りた浮世絵の画集。
月岡芳年の「月百姿」と「妖怪百物語」
毎晩飽くことなく眺める。
闇の描かれ方、特に配色が繊細かつ絶妙で、
極限まで彩度を落とした色が実に多彩です。
そして、暗闇に潜むものたちのなんてにぎやかなこと。
秋の月夜の晩にぴったりの2冊です。


 
     
   2019.9.09  月を待つ 
 
「月を待つ」 日本画 WSM

メマツヨイグサとヤブキリ。
他の虫同様、鳴くのはオスですが、
鳴き方は地方によって異なっていて(方言?)
メスは同じ生活域のオスの声にしか反応しないのだとか。

凶暴な肉食系
普段は樹上に棲んでいますが、
夜になると、地上におりてきて、
街路灯の下などで狩りをします。


「月を待つ」  日本画  部分


「月を待つ」 日本画  部分


「月を待つ」  日本画  部分
 
 
     
2019.8.30  凌霄花 
 
凌霄花 日本画 12号変形

ようやく新作をアップすることができました。
前回の作品以降、やること全て裏目にでて
何枚描いても完成にいたらず・・でした。

凌霄花は、ノウゼンカズラと読みます。


凌霄花 日本画 部分

オレンジ色の花を描いたのは、
もしかして初めてかもしれません。
絵具もパステルも色鉛筆も、
オレンジ系だけ、ぜんぜん減っていないから。

今回は、画面全体に金箔を押し、その上に描いてみました。
金属の上に描くのは、発色のコントロースがむずかしいです。


凌霄花 日本画 部分

絵を描いてみて、初めて、
この花の開花期間の長さに気がつきました。
もう、すっかり秋の気配だというのに、
まだまだ、つぼみから花へと、
どんどん咲いていきます。
 
 
     
   2019.8.26  聖地巡礼~直島 
 

聖地巡礼といっても、アニメではなく、現代アート。
瀬戸内に浮かぶアートの聖地、直島にいってきました。



フェリーの中、いたるところに作品が展示してあって、
テンションあがります。


これも壁面アートの作品。


デッキの上にも。



ただいま、3年に一度の瀬戸内国際芸術祭開催中で、
会期中のみの展示もありますが、
メインのほとんどは、常設となっています。

以前、ある美術館の館長さんが、
現代アート、特に空間まるごとを作品にしたようなものは、
どんなに素晴らしくても、
所蔵し保存することができないのが、非常に残念だ、
とおっしゃっていました。
その非常に残念な問題をクリアしたのが直島といえるでしょう。

作家が、頭の中で、こんなものを作りたいと思っても、
いざ、それを現実に形にしようとすると、
妥協はついてまわると思うのですが、
その妥協の部分を、限りなくゼロにしたものが、
直島のアート作品だと思います。
中には、よくこんな材料が手に入ったものだと感心するものも・・

強いこわだりは、
鑑賞側に対する要求にも見られ、
特に、どの作品に対しても、強いられたのが、
少人数による鑑賞。

それゆえ、待ち時間も生じてしまったりするのですが、
その鑑賞法により、作品を十分に堪能することができましたし、
結果、大満足でした。



有料エリアのほとんどが撮影禁止の中、
唯一撮影できた、島の鎮守の神様、護王神社。





近づいてみると、階段はガラスでできています。
側面は、割ったばかりのように鋭く尖っています。

このガラスの階段は、地下の石室へと続いており、
圧迫感のある暗い石の部屋に、
ガラスを通してふりそそぐ光はなんとも神秘的で
おもしろかったです。



これは、石室から外にでるとき見える景色。

美術館作品もそうでしたが、
光や闇、石、空、水、植物・・・
日常的に私たちの周りにあるものと、
非日常的なものとを隣り合わせにすることにより、
日常的なものの美を最大限に引き出して、
見る側に、直感的に再認識させる。
そういった手法をとっているものが多いと感じました。
その気づきに、驚かされるものばかりでした。



有料エリア以外にも、アートは島のあちこちにみられ、
これは、普通のおうちの軒先。



農協(JA)だって、直島の場合はこんな感じ。



自転車置き場だってこう!

見応えたっぷりな直島ですが、
国際的にも大人気で、世界中から人が押し寄せます。
限られた時間の中で、効率よく回るのはとてもむずかしく、
また、お天気にも左右されると思います。
今回は、直島経験者かつ、超晴れ人間のTさんが
案内してくださったからこそでした。
どうもありがとうございました。
大変お世話になりました。
 
 
     
2019.8.21  ともに月の出を待つ 
 
待宵草の写生 (透明水彩)

このところ待宵草とともに夜更かし。
明るい室内においておいても、
夜になるといつのまにか咲いていて、
朝になると閉じています。
どうしてわかるのでしょう。

月見草と呼ばれることもありますが、
実際の月見草は別の植物です。
そう呼ばれるのは、
透き通るようなレモン色が、月の光を思わせるからでしょうか。

そして、もう一つの別名「宵待草」
漢字を入れ替えただけなのに、
なぜか雰囲気が違ってきこえます。


待宵草の写生 透明水彩


待宵草の写生 透明水彩


待宵草の写生 透明水彩

 
 
     
  2019.8.13  寒蝉鳴 
 
ヤブキリの写生 透明水彩

今日、8月13日は、72候では、「寒蝉鳴」(ひぐらしなく)
まだまだ暑いのですが、夜になると、
キリギリス、コオロギなど虫の声が
日増しによくきこえるようになってきました。


ヤブキリの写生 透明水彩

エンドウ豆のさやのような美しい翠色。
写生するまでは、こういう虫はすべて「バッタ」でしたが、
調べてみたら、キリギリスの仲間で、ヤブキリといいます。
樹上で生活しているため、
キリギリスよりもやや小型で、
後ろ肢が若干短いのが特徴です。



それにしても、キリギリスの仲間は、かなり凶暴です。
雑食でなんでも食べるし、蝉など自分よりも大きな昆虫も襲って
捕食します。
カマキリと同じケースにいれておくと、カマキリが食べられてしまうほどです。
イソップ童話のせいで、優雅なイメージがありますが、
とんでもありません。


ショウリョウバッタの写生 透明水彩

ショウリョウバッタ、漢字で書くと、精霊蝗虫。
盂蘭盆の頃に見られる大型のバッタです。
精霊流しの舟の形に似ているからだとか。
ショウリョウバッタは、大型ですが、草食性。
いろんな種類のバッタをみていると、恐竜を連想してしまいます。


ショウリョウバッタの写生 透明水彩


小玉スイカの写生 透明水彩

緑と白と赤と黒が粋なバランスの小玉スイカ。
 
 
     
  2019.8.02  凌霄花 
 
ノウゼンカズラの写生 (透明水彩)

夏の元気花、ノウゼンカズラ。
暑ければ暑いほど、勢いよく美しく咲くような気がします。

中国原産ですが、平安時代には、すでに日本に渡来していたのだとか。
漢字で書くと、「凌霄花」
なかなか読めないし、書くとなるとなおさらですが、
霄は天空を表し、天空を凌ぐほど生い茂る、という意味だそうです。

今年も岐阜では(特に揖斐川町!)、
体温超えの日が続いていますが、
それでもやっぱり夏が好きなのは、
この花が見られるから、というのも理由の一つです。


ノウゼンカズラの写生 (透明水彩)


ノウゼンカズラの写生 (透明水彩)


ノウゼンカズラの写生 (透明水彩)
 
 
     
  2019.7.22  近藤喜文展 
 

今、やや大きめサイズの絵に取り組んでいるので、
私の新作の更新はもう少し先になってしまいそうです。

一つ一つコツコツと積み重ねて立派な作品になる、
その原点の生の部分が見たくて、
「近藤喜文展」にいってきました。
スタジオジブリのアニメーターさんです。

おびただしい数の原画、ほとんどが使われることなく、
スケッチブックの片隅で眠りつづけるアイディアスケッチ。
とことん練られるキャラクターデザイン。
そして、その時代ごとの景色や人々の生活の写生。

近藤喜文さんの活動期間は、
1966年から1998年まで。
ちょうど私が2歳のときからなので、
描かれているものすべてが
私が生きてきた人生とぴったりかさなって、
まるで、自分の過去を振り返っているかのよう・・・。
おもしろい!

鉛筆での線描きはどれも見事に生きていて、
普段はけっして見ることができない裏側の部分をたっぷりと
味わうことができました。

会場すべてのものが、展示を目的に描かれたものではないので、
この展覧会の実現はかなり大変だったことと思います。



「ムーン」のシルエットとともに階段をのぼったり・・・



セル画に合わせた風景画をを等身大に拡大したパネルがあったりと、
あちこちに楽しいしかけもありました。
近藤喜文展は、三重県総合博物館で、9月16日まで。

私がこの展覧会を見た数日後、
京都アニメーションで、凄惨な事件が。
ひたすら純粋に、ただただ絵が好き、そんな人たちばかりなのに、
なぜこのような目に遭わなければいけないのか。
雨はいつか止むけれど、、永久の悲しみに閉じ込めれてしまう人がいる。
心よりご冥福をお祈りします。
 
     
  2019.7.13  秋野不矩美術館 
 

少し日が遡りますが、
静岡県浜松市にある秋野不矩美術館に行ってきました。
小高い丘の中腹にある国籍不明な感じの建物。
建築家藤森照信氏による設計です。



秋野不矩さん(1908~2001)は、
日本画によくある花鳥風月的な題材を好まず、
インド、ネパール、パキスタン、カンボジア、アフリカに題材をもとめ、
風景や寺院などをモチーフに制作を続け、
常に新しい日本画を追求されました。



立派な木の太い柱と梁。
天窓から降り注ぐ柔らかな光、美しい漆喰の壁。
それだけで、大変心地よい空間なのですが、
ここは、鑑賞のしかたに大きな特徴があります。

まず、建物にはいると靴を脱いでスリッパに履き替え、
その後、さらにスリッパを脱いで展示室へ入ります。
広い展示室の床は、白い大理石貼りになっており、
座ったり寝転がったりして鑑賞するのです。
(なんと、毛布も貸してもらえる!)
視点にあわせて、作品も低めに展示されています。

大理石の床は、ピカピカに研がれておらず、
さらっとした手触りで、そのせいか、どこか温かみを感じます。

1点、ものすごく心に響いた作品があり、
目が離せなくなりました。
静物をモチーフにした抽象作品で、
見た瞬間に、
ああ、そうか、私はこういう絵を描きたいのだと
はっきりと認識できたのですが、
私が描いている絵とは、どこをとっても極端に真逆で、
おそらくどんなに苦労しても手に入れられないような感覚。
え~、こんなことって、いったいどうしたらいいんだろう・・・
全自己否定から入らないといけないのだろうか?
う~ん・・・悩ましい。
 
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