ソメイヨシノ(染井吉野)

バラ科 サクラ属  落葉高木

オオシマザクラとエドヒガンの交配種で、
染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木職人が
江戸時代末期に品種改良したものが、始まりといわれています。
明治時代に一気に全国に拡がりました。
当初は、奈良の桜の大名所の吉野にちなんで、「吉野桜」と名付けられたそうですが、
吉野の桜はヤマザクラであるため、誤解を招くとして、後に、「染井吉野」と改名されたそうです。

今や、日本の鑑賞用サクラの代表種となっています。
公園や河川敷、街路樹にと、いたるところに植えられています。
花数が非常に多く、手鞠状に咲いたりもします。

ソメイヨシノが開花するには、冬の寒さ(5℃以下)が必要なのだそうです。
このまま温暖化が進むと、桜の花を観賞できるのは、
北海道や、標高の高い山地だけになってしまうかもしれません。