オカトラノオ(岡虎の尾)

サクラソウ科 オカトラノオ属  多年生植物
丘虎の尾とも表記される

林の木陰などで、梅雨の終わりから初夏にかけて、房状に小さな白い花を咲かせます。
花は下から順番に咲きあがっていきます。
まだほとんどが蕾の状態のとき、花穂はいっせいに同じ方向を向き、先がピンと上を向きます。
その様子は、まさにネコ科の動物のしっぽを思わせます。

トラノオという名前のつく植物は、じつにたくさんあります。
ヌマトラノオ、ノジトラノオ、ヤマトラノオ、ルリトラノオ、イブキトラノオ、ミズトラノオ、カクトラノオ、
ハルトラノオ、イブキトラノ、エチゴトラノオ、ムカゴトラノオ・・・
数えきれないほどです。
オカトラノオという名前は、海草の仲間のウミトラノオと区別したから、ともいわれているようです。