クズ(葛)

マメ科 クズ属  つる性多年生植物 

秋の七草の一つ。
根のデンプンは、葛粉となり、また、漢方薬の材料にもなります。
河川敷や土手など日光を遮るもののない土地に多く見られます。

非常に繁殖力旺盛で、油断するとあっというまに地面を覆い尽くしてしまいます。
観察してみると、直射日光が強く当たっている時間は、太陽に対して葉を垂直に立てていますが、
日が傾いてきたり、曇天の日などは、葉は平らに開いた状態になっています。
太陽を上手く調整して利用しているようです。

花は、とても強い甘い香りを持っています。
以前、友人が野生の日本ミツバチの蜂蜜を少しわけてくれました。
瓶の蓋をあけると、強烈な甘い香り。クズの花のにおいでした。
ミツバチの巣の近くには、クズの木があったのでしょう。