キキョウ(桔梗)

キキョウ科 キキョウ属  多年生植物 
古名にあさがほ、ありのひふき、おかととき、など。

原産地は日本。万葉集にも登場し、秋の七草にあげられる“あさがほ”は、キキョウのことだそうです。
秋の花といわれつつも、実際に開花するのは、一年で一番暑い時期になります。
我が家の庭のキキョウたちも、猛暑にも負けずたくさんの花を咲かせてくれました。
寒さや乾燥に対しても強靱で、年々どんどん増えていきます。
種が自然にこぼれているのか、コンクリートの隙間からも芽をだします。

古名の“ありのひふき”というのは、蟻の火吹き。
蟻がキキョウの花をかじると、蟻酸によって花の色が赤く変わるので、蟻が火を吹いたように見える、
とのことからついた名前だそうです。
よくそこまで観察したものだと感心します。