ヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ科 ヒガンバナ属  多年生球根性植物
別名 マンジュシャゲ(曼珠沙華)シビトバナ(死人花)ジゴクバナ(地獄花)ユウレイバナ(幽霊花)

別名は、おどろおどろしい名前のオンパレードです。
全草が有毒であること、葉もないところに突然火花のように咲く真っ赤な花、
墓場の周りに群生することなどからでしょうか。

幼い頃、友人に、彼岸花を家に持ち帰ると火事になるよといわれました。
母は、そんなことはまったく気にせず、私が摘んできた彼岸花を花入れに生けてくれました。

種はできないので、すべて1つの球根から増えたのだそうです。
土手や墓場に群生するのは、意図的に植えられたとの説もあります。
毒性のある地下茎を、墓場や田畑を荒らす動物が忌み嫌うためだとか。
どんな猛暑だろうが、冷夏だろうが、毎年、必ずお彼岸の頃になると花が咲きます。
重く実り頭を垂れた金色の稲穂と真っ赤な彼岸花はよく似合います。