アオツヅラフジ(青葛藤)

ツヅラフジ科 つる性落葉木本 
別名カミエビ 

茎や根は木防己(モクボウイ)と呼ばれる漢方薬になり、薬草としても有名です。
実は一見おいしそうですが、食用にはなりません。

カミエビの名前は、“神のエビヅル”。
エビヅルとはヤマブドウの一種で、アオツヅラフジと果実がよく似ています。
薬効あらたかな神のエビヅルから、カミエビと呼ばれたのではないかという説が有力です。

籠を編むのが得意な知人は、アオツヅラフジを好んで編材に使っていました。
アケビやクズよりも繊細で柔らかく、編んだときに緑と褐色が美しく混ざり合うところが
気に入っているのだと話してくれました。